アウトバウンド・ライティング講座開講です!◆「書く人」氷室ユリってどんな人?③

アウトバウンド・ライティング講座、

開講しました。

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『アウトバウンド・ライティング講座』始めます。

https://ameblo.jp/th-yuri/entry-12303595639.html

開講にあたって、関連記事をいくつか書きました。

今日がはじめましての方は、前回の記事からお読みくださいね。

↓↓↓↓

アウトバウンド・ライティング講座、開講です!◆書く人「氷室ユリ」ってどんな人?①

https://ameblo.jp/th-yuri/entry-12303932807.html

アウトバウンド・ライティング講座、開講です!◆書く人「氷室ユリ」ってどんな人?②

https://ameblo.jp/th-yuri/entry-12304467839.html

アウトバウンド・ライティング講座、開講です!◆何故、今、アウトバウンドなのか?

https://ameblo.jp/th-yuri/entry-12304791115.html


過去記事でも「書く」ことに関する経験や経歴を書かせていただきましたが、

リアルな私を感じていただきたく(笑)今回はオマケ記事です。

書くことを意識し始めたキッカケや、その後に興味を持ったものなど、

学生編と名付けてこのシリーズの最終回です☆


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私の小さい頃の夢は、ファッションデザイナーになることでした。

女の子の絵を描いても、楽しかったのはお洋服の形や色を決めることで、

何の疑いもなく「ファッションデザイナーになる!」と決めていました。

そんなある日、11歳の私は、春の訪れとともに風疹にかかりました。

熱は大してないし、でも、おとなしく寝てなきゃなんないし……

妹と使っていた二段ベッドの上段から、私は母におねだりしました。

「家中の本を読み終えた。だから本を買ってほしい」と。


そこで、11歳の幼気なユリちゃんに

エキセントリックな母が買ってきたのが以下の3冊でした。

ドストエフスキーの「地下室の手記」

石川達三の「青春の蹉跌」

そして、太宰治の「人間失格」


ちょ……(;・∀・)ノオイオイ


重量感、ハンパないラインナップでした。

……ママ、他の選択肢はなかったのかい?(笑)


大人になってから母に、何故、あのような3冊を?と問いましたが、

「わからん(・∀・)」 返答はこれだけでした。


「青春の蹉跌」は面白くはなかったけど(オイ)、とりあえず読みました。

「地下室の手記」は数ページは読み進んだと思いますが、毎度挫折。

そして「人間失格」は……


「人間失格」……この1冊が私の運命の1冊となりました。


タイトルも中身も、衝撃でした。

雑誌類を含め、優良図書しか知らなかった私が大きく揺さぶられました。


書く世界は、その人次第、自由裁量だということを太宰治に教えられました。

厳密に言えば、なんでもいいってわけではないでしょうが、

子どもの私にはそんなふうに映ったのですね。


こんなシッチャカメッチャカなことを書いてもいいんだ!(←失礼千万w)

この人、すごい!!!

私も、こんなめちゃくちゃだけど面白いものを書く人になりたい!

「ファッションデザイナー」 → 「小説家」

何の迷いもなく、私の夢は思いっきりシフトして、

その後、私はこの夢を30年近く、抱き続けることになるのです。


この経験が、「書く人『氷室ユリ』」の原点です。

その後、太宰治の他の作品や、他の危険な香りがする破綻しまくりの

洋の東西を問わない作家たちに触れながら、その才能におののき、

小説家になりたいという思いは案外、大それた夢なのだということに

私は気がついていきます。(笑)


この日から、たくさんの書物を読みながら、

書く視点が常に私の脳内には居座るようになりました。


中学生になってからもその思いは消えることなく、

しかし、そのときにできるのは読み耽ることだけでしたので、

とにかく図書室に通いつめておりました。

たぶん、学校一、図書館に通ってた生徒だったんじゃないかと

真剣に思うほどです。


その熱意が買われたのかどうかはわかりませんが(笑)

図書の運営委員長に納まり、学校図書の仕入れまでさせてもらいました。

(おそらくその頃は、異例だったと思います)


しかし、それとほぼ同時期に、国語の担当教師に呼び出され、

「読む本を選びなさい。思想が危険な気がします……」

と、注意を受けます。ははは。Σ(´∀`;)


今も私はそうは思っていませんが、先生から見たら、

不健全な、偏狭すぎる好みに思えたのでしょうね。

どれも教科書に載っているような名著でしたが、

思春期真っ只中の私が選んでいたわけですから、

ハッピーエンドよりはダークサイドまっしぐらだったかもしれませんね。


昔から置いてある学校図書を読んでるのにー、なんなのよー。

という心の声はもらさずに、私は何を読めばいいのかを尋ねました。

その先生は答えてくれました。

「たとえば、武者小路とか」


ちゃんと読みました。読み倒しました。

でもね、先生は知らなかったようです。

武者小路実篤にだって、かなりダークで危うい作品があるということを。

(要は太宰治が、友情の素晴らしさを表した「走れメロス」も

「人間失格」も書いていたのと同じことですね)


その経験から「読み方」が変わっていきました。

なぜ、この人はこんなことを書いたのだろう。

何が言いたかったのだろう、何に突き動かされたのだろう。

心の琴線に触れる作品に出会ったら、その書き手のことを調べました。

生い立ちから文芸界での人間関係、経歴はもちろん、そして死に方まで。


おそらく、その頃から、作品の向こうにいる

「人間」に興味があったのだと思います。


作品だけではなく、人間を読む。

今のお仕事とちょっと似ています。

カードを読むのではなく、それをツールに人間を観ている。


読ませる書き手は、かならずしも

日本語のレトリックを駆使できる人というわけではないと思います。

その人自身から発する熱のようなものを、言葉に乗せることができている。

それが、魅力として、受け取られている。


だから好き嫌いはもちろんありますが、素人の文章にもファンは付きます。

小説に限ったことでもありません。ブログだって、SNSだって、です。

共感や、憧れや、興味や、そういったものは引力を持っています。


誰にでも、その人にしか書けない文章があります。

その人の持ち味を生かしたものといいましょうか。

私はそれでいいと思っています。


私が短い期間でしたがお世話になった、某大手出版社の編集者が

(この方は現在、有名な推理作家として活躍しています)

確信を持って放った言葉を今も忘れません。

「誰でも一生で一作は、名作を書ける」

その人にしか書けないことって、あるのですよ。


この言葉は小説に関しての言葉ですが、どんな媒体でも

その人にしか書けないものをその人の偽りのない言葉で書くことで、

それは間違いなく魅力的になるのだと思います。


等身大のあなたで、あなたが書きたいことを書く。

「アウトバウンド・ライティング講座」はそのための講座です。


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