名古屋旅つれづれ◆アート編

先週末、名古屋に行ってきました。


大きな目的は2つ。


ひとつは、ガラスの師匠の個展に行くこと。

話を聞いたときから、遠方なのに、なぜか、ここに行かなきゃ、と思っていました。


もうひとつは、「超個人的な話をしよう!Vol.4」という

セクシュアリティとパートナーシップに関するイベントを開催すること。

言い換えれば、所属するVoyager Tarot Alchemy

名古屋エリアの皆様とともにワークすること。


その合間に名古屋メシでも頂きましょうかねーというような、

プランとしてはざっくりとした感じに組んだ旅程でした。

台風の動きも気になっていましたし、ね。

ま、結果的には、台風の影響はこれっぽっちも受けませんでした(ΦωΦ)フフフ…

今日は、その最初の目的、ガラスの師匠の個展でのことを

少しだけ書きたいと思います。

「少しだけ」と書いていますが、私なりに受け取ったものや、

考えたことがたくさんあって、言語化できていないというのが実際のところ。

書きたくても書けない感じ。

それはある意味、私の深いところに触れてくれたものがあったからです。

会場は、名古屋市瑞穂区のGALLERY APA

赴いたのは、2人の作家による場の共有という形で開催されている、

島﨑弥佳子展/寄川桂展。

島崎弥佳子さんは「工房ひとつぶの空」主宰、私のガラスの師匠です。

寄川桂さんは、最近、歴史ある行動美術協会の会員になられた画家さんで、

ご本人も長く創作活動を続けられていて、穏やかな口調とは裏腹の

とても迫力ある作品を生み出される方。

作品への思いのかけ方がステキで、お話ししていて胸が熱くなりました。

※被写体のお三人、左から島崎先生、画家の寄川さん、ギャラリーのオーナーさん。


当日は、初日ということもあり、ちょっとしたレセプションイベントで、

私もワインを頂きながら、ゆったりと作品の数々を拝見したり、

集った皆さんとの交流を楽しみました。


台風の影響もあり、少人数だったのですが、この画家の寄川さんを始め、

私の師匠、師匠と仲良しの陶芸家の方、ギャラリーの女性オーナーやスタッフの方、

そして、このギャラリーと所縁があり、自らも創作をされている80代の画家の方、

たまたま通りがかった方々などと、心地よい時間を過ごさせて頂きました。


中でも、通りすがりのこれまた80代の、アートに造詣の深いご年配の男性は、

お年のためか同じ話を何度もされるのですが(笑)

その熱の入ったアートを愛する語り口調は、私を飽きさせることなく、

むしろ、学ぶことが多く、大切な純粋さを分けてもらえたような気がしました。


このギャラリー自体にも深い歴史があり、関わる方それぞれにご縁があり、

張り巡らされた糸がこのタイミングで集うという形で結ばれる妙は、

アートに限らず、人と人の生き方、繋がりを垣間見せられたようにも思います。

それは奇しくも、ガラスの師匠と画家の寄川さんの共通のテーマが

偶然に「時間」だったこととも不思議な流れを感じます。

そして、先代から引き継いで、守るようにギャラリーを運営しているオーナーの

アートを愛する思いや、それを社会に還元しようとチャリティに積極的である姿勢……

各地の災害からの復興に、何かできることはないかと奔走したお話などには

正直、感動を覚えたことがたくさんあります。


この日、乾杯の音頭をとってくださった自らも創作をされている80代の画家の方が

「ギャラリー運営や、芸術は、儲からない!(笑)」

これだけは言える、と朗らかに断言されましたが、確かにそうかもしれません。

だけど、では、何故、それでも志すのか、やめないのか。

そこに集まっていたその言葉に笑っていたのは、

皆、同じ種類の創り手側の人たちだと感じます。


奥の奥に、消せない火がある。

おそらく、それに尽きると思います。


私はプロではありませんが、同じような思いは抱えています。

そのために名古屋まで行ったといっても過言ではないと思います。


人を動かすのは、思考ではなくて、内なる火、熱を帯びた魂の部分。

これは芸術に限らず、前々から言い続けていることですが、

それを生きていこうとしている人、

模索しながら生きている人、

生き続けて振り返りもできる人などにお会いして、

単純に私は感動したのだと思います。


まさに模索だらけの私にとって、とても大切な体験でした。

師匠を始め、お会いできた皆様に、心から感謝です。

ありがとうございます。